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さぁ、DTMを始めましょう!
MIDIを作るぞって意気込んではみたものの‥MIDIのことをきちんとわかっていない‥という方が意外と多いのです。
そこで、MIDIのこと 少し勉強してみましょう。 |
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はぁーい!‥‥いきなりですが、DTMとMIDIって何ですか? |
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DTM(ディ・ティ・エム)は、デスク・トップ・ミュージックの略で、パソコンを使った音楽全般のことを言います。コンピュータを利用して簡単に音楽を編曲したり作曲したりできる世の中になりましたよね。そのコンピュータ音楽のなかには、実際に生楽器演奏や歌を録音したものを扱うWAV (ワヴ) や MP3 と、音楽の情報だけを取り込んで編集する MIDI (ミディ) があります。
MIDIは、Musical Instrument Digital Interface の頭文字を組み合わせた<世界共通の規格>なのです。 |
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へぇ〜、MIDIは音楽の情報の規格っていうことですか? |
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はい、その通り!
音楽って、ひとつひとつの音の組み合わせで演奏されていますよね。ひとつの音には、音程という音の高さと、ピアノやフォルテで表される音の強さと、音符の種類で表される音の長さ の3つの条件が必要です。
そしてその音を何の楽器で演奏するのか、どんな効果を掛けて音色に変化を付けるのか‥‥という情報が必要なんです。
こういう情報のすべてに決まりごとを作ったのがMIDIなんですよ。これを<MIDI規格>と呼びます。 |
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MIDI規格‥情報の決まりって必要なのでしょうか? |
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はい、規定を作っていなければ‥‥Aメーカーの電子楽器で作った音楽を Bメーカーの再生機器で聴くことができない。というように、同じメーカーの機器同士でないと音楽を共有することができない という不条理が起こるのです。
そこで、1982年に メーカーに関係なく音楽が共有できる画期的なMIDI規格というものを作ったんですよ。 |
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メーカーに関係ないってことは同じ音が聴けるのかな? |
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おおまかに言えばそういうことになりますね。メーカーとは関係ない<GM音源>(General MIDI) という共通音色を使うんです。ただ 各メーカーが頑張って作っている音も反映できるようにYAMAHAのXG音源、ローランドのGS音源を鳴らす‥という指令も出せるんですよ。もちろん、メーカーの音源もGM音源と同じ番号を使って楽器音を作っていますから。
今、指令という言葉を使いましたが、MIDIというのは「音を出す」という命令をすることです。音を出すための指令がいっぱい詰まった情報のかたまりです。 |
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なるほど〜、MIDIというものがだんだん見えてきました。どんな指令を出すんでしょう? |
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作業をするのはコンピュータですから言葉や文字では指令を判断できないので、情報を数字に置き換えて判断させます。
まず、音色ナンバーといって楽器の種類を表す番号が決まっています。1〜128番までの楽器音があります。それから音程も真ん中の「ド」を60番とする っていう決まりを設けました。音の大きさはベロシティといって0〜127の値で音量が決まります。この「音の高さ」と「音色」と「音の大きさ」を<音の3要素>と呼びます。
ほかにも音の長さはゲートタイムといって1拍を480に分けて考えよう(1拍の分け方は分解能といって480以外にも分け方があるのですが…)とか、コントロールナンバーと言って、音の変化する状態を同じにするために種類や値の決まりもあります。 |
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では、規定の数字をいっぱい覚えないといけないのですか? |
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いえいえ、シーケンスソフトといって音楽情報を操作できるソフトが出ていますからそういうソフトを使えば簡単にMIDIの情報を入力することができるんです。ただし、最低限知っておきたい数字もありますね。MIDI検定などを受けようと思ってらっしゃる方は基本の数字入力はできないといけません。
シーケンスソフトを使って数値を直接入力できる画面のことをリスト表示といいます。
楽譜がわかる方に入力しやすい楽譜画面 スタッフ表示もあります。楽譜が読めない人には鍵盤を見ながら入力するピアノ表示もありますよ。
リズムの入力にはドラム表示を使うと楽です。 |
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それは便利ですね。ということは、楽器が演奏できなくてもMIDIを作ることができるんですね? |
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はい、そういうことです。もちろん楽器とパソコンを接続して、自分の演奏を情報に変換することだって出来ます。リアルタイム入力といいます。MIDI端子というものが付いている楽器ならコンピュータに接続することができるんです。
ただし、オーケストラやバンドのすべての楽器を一人で演奏できる人はほとんどいないでしょうから、自分の出来ない楽器のパートはスタッフ入力といって打ち込みによる入力をして補っていけばいいんですね。 |
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両方使えるのはいいですね。それに、大編成の組み合わせも可能なんですね。 |
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そうです。そして、自分の演奏が少々未熟でも(笑)、あとから修正することもできるんですよ。
MIDIのいいところは、編集が自在に出来るっていうところです。フレーズの順番を入れ替えたり、長い曲を短くしたり、調性を変更(移調)したりも簡単に行うことができます。
そして、楽器は標準で16パート分使うことができます。つまりチャンネルが16チャンネル分標準装備です。音源機器などを高度なものにすれば32チャンネルや64チャンネルも可能なんですが。 |
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へぇ〜、いいことづくしですね。他にもいいことありますか? |
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はい、もちろん!
生演奏の録音と違って、保存したファイルが非常に軽いっていうことです。ファイルが軽いということは色んなところに役立っています。まずは、インターネットを使ってファイルのやりとりがしやすいことですね。
ホームページでの使用も容易ですし、ダウンロードするにも時間が短くてすみます。また、メールのBGMに使ったり、メール添付も可能です。
その他にもMIDIの活躍場所はたくさんありますよ。
携帯電話の着メロを作ったり、カラオケのデータ作り、CDレコーディングの現場でも頻繁に使われています。 |
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えぇっ?レコーディングですか? |
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そう!なんてったってミュージシャンを雇う人件費がかかりません(笑)。巧みなプログラマーの手にかかれば、ミュージシャン顔負けの演奏ができちゃいますから。いや、ミュージシャンをしのぐ かも(笑)。
MIDIのいいところをうまく利用しながら、再生したものを録音していくんです。最近のソフトにはこのように生演奏の録音とMIDIの再生を録音して(ミックスダウンといいます)WAVファイルを作ることができる機能が付いています。 |
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WAVファイル?はじめにも出てきましたよね。WAVファイルって何ですか? |
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WAVファイルというのは、楽器の演奏や歌などをCDやMD、カセットで聞くような演奏そのままの録音状態のファイルです。WAVという名前はパソコンのウィンドウズ専用の名前で、マックではAIFF(アイフィー)という名前になるんですよ。
このあたりになるとMIDIからは離れていきますが、MIDI検定4級ではコンピュータ音楽の基礎知識として出題されています。それに、MIDI作りに使おうと思っているソフトにWAVなどを扱う機能がついていますから、知らずに済まされない問題ですよね。 |
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ふ〜む、WAVが扱えてミックスダウンが出来ると、どのようなことが起こるのですか? |
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ミックスダウンしてできあがったWAVファイルを使って、CDに書き込むことができますよ。つまりオーディオプレイヤーで再生することができるってわけです。
そして、MP3にも変換可能なソフトが多いですからMP3プレイヤーでも再生できますね。
MP3というのは、WAVファイルを圧縮してファイルサイズを小さくしたものなんです。
このようにシーケンスソフトは、色んな種類のファイルで保存できます。そのファイルの種類を分類しているのが拡張子ですね。拡張子を見れば、何のファイルか判るわけです。 |
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拡張子??またわからない言葉が出てきました(;^_^A 汗 |
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うーん、パソコン用語は難しいですよね。
拡張子というのは、ウィンドウズでファイルを判別するときに使うもので、ドット「 . 」のあとに3文字の英字がつきます。
MIDIファイルを表しているのは、「.mid 」。
WAVファイルは、「.wav 」、MP3のファイルは「.mp3 」となります。
これから、MIDIを作成される方にしっかり理解しておいてほしい拡張子「.mid 」ですが‥
MIDIの保存ファイルは<スタンダードMIDIファイル>(standard MIDI file)といって、Format 0 と Format 1 の2種類があります。どちらも同じ拡張子で表示されていますが、フォーマット0 の方は複数のトラックをチャンネルごとにまとめて保存し、フォーマット1 は、作ったトラックそのままの状態で保存します。用途に合わせて使い分けることもあります。 |
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そうか‥保存に関する知識も大事ですね? |
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そうです。このSMF (Standard MIDI File) という形式ができたからこそ、メーカーやソフトに関わらずに共通のMIDI音楽が聴けるようになったのです。
さぁ、このぐらい知識を身に付ければMIDI作りを身近に感じることができるのではないでしょうか?
是非、オリジナルMIDI作成にチャレンジしてくださいね。 |